食事制限は「我慢」だけではない
ダイエットで必要なのは、食べることを極端に我慢することではありません。現在の食事を振り返り、目的に合わない習慣を少しずつ調整していくことです。
たとえば、毎日何となく飲んでいる甘い飲み物を見直す、夕食後の間食を減らす、たんぱく質や野菜を取り入れやすい食事にするなど、小さな変更でも積み重ねになります。すべてを完璧に変えようとせず、続けられる範囲から始めましょう。
なぜ食事も見直すのか

体重の変化には、運動だけでなく日々の食事や活動量が関係します。ジムでトレーニングをしていても、食事の量や内容が生活と合っていなければ、目標に近づきにくいことがあります。
一方で、食事だけを極端に減らして運動をしない方法も、体力や筋肉量を保ちながら続けることが難しくなりがちです。身体活動と食事を組み合わせ、生活全体で整えていく考え方が大切です。
まず見直したい4つのポイント
1.食事の回数とタイミング
忙しいからと食事を抜き、あとで一度に食べる習慣は、調整しにくくなることがあります。まずは自分の生活に合う食事のタイミングを把握するところから始めます。
2.たんぱく質を意識する
肉、魚、卵、大豆製品、乳製品など、普段の食事で取り入れやすいたんぱく質を確認します。毎食必ず同じ量を食べるというより、食事が炭水化物だけに偏っていないかを見ることが第一歩です。
3.飲み物と間食を把握する
食事以外の飲み物や間食は、無意識に増えやすい部分です。まずは何をどのくらい摂っているかを把握し、必要なら回数や選び方を調整します。
4.主食を抜きすぎない
炭水化物を完全に抜く方法は、運動をするためのエネルギーが足りなくなったり、反動で食べ過ぎたりすることがあります。運動量や生活に合わせて、量や食べるタイミングを調整します。
続きにくい食事制限の例
短期間だけ極端に食事量を減らす、特定の食品を完全に禁止する、予定がある日も一切例外を作らない、といった方法は日常生活と両立しにくくなります。
外食や家族との食事を楽しむ日があっても、翌日以降に普段の食事へ戻せれば問題ありません。できなかった日を理由にすべてをやめるのではなく、長い目で調整していくことが重要です。
持病がある方、服薬中の方、妊娠中の方、食事や体調に不安がある方は、自己判断で大きく食事を変えず、医師や管理栄養士などにご相談ください。
外食や予定がある日の考え方

外食や飲み会があること自体は、ダイエットが失敗する理由ではありません。前後の食事を極端に抜くのではなく、その日の予定に合わせて選び方や量を意識し、次の食事からいつものリズムに戻します。
最初から100点を目指すより、80点を長く続ける方が習慣になりやすいものです。仕事や家族との予定も大切にしながら、無理のないルールをつくりましょう。
参考:厚生労働省「肥満・メタボリックシンドローム予防の食事」「健康づくりのための身体活動・運動ガイド2023 情報シート」
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